入学時の個々の学力レベルに合わせてきめ細やかな指導ができるよう、英語・数学・物理・化学の4科目につき基礎学力を測るテストを行います。
グローバルな視点から数年後にやりたいこと、また、なっていたい自分をイメージし、同期の皆さんにそれを自分の言葉で伝え、議論します。また、留学経験のある先輩達や留学生達と自身のビジョンを語り合います。
先輩学生の助言の元で,手旗信号による情報伝達の方法を考える課題に班で取り組みます。数多くの情報を誤ることなく効率よく伝えるという「通信」の根本を再認識します。ゲーム感覚でアイデアを競い合う形式で進められますので協力し合ううちにいつの間にか友達もできるなど一日で大学生活に慣れることができます。
オリエンテーションでの手旗信号演習
クラス担任が卒業までの4年間、学業・生活・進路での悩み等について親身に相談に乗ります。
実験科目では「情報通信基礎実験A,B」でC言語によるコンピュータプログラミングと簡単なアナログ回路の制作をそれぞれ学びます。講義科目には「情報処理」「電気回路基礎」など、情報通信工学の基礎的な科目を配置しています。
情報通信基礎実験A,B(ソフトウェア)
C言語の実習を通してプログラミングの基本技術、
実用的なアルゴリズムを中心に学び、情報通信工学
に関するプログラミングも体験します.
情報通信基礎実験A(ハードウェア)
電源,信号発生器,測定機器等の基本的な
使い方を学習した後,簡単なセンサ回路の
製作を体験します
1年生に続いて配置されている実験科目の「情報通信基礎実験C,D」では,デジタル回路の基礎に続いて,実際にデータ通信を行う回路の製作と通信の信頼性を高めるソフトウェアプログラムの製作を体験します。講義科目では、基礎的な科目を深化させると同時に情報通信ネットワーク系、情報処理系、情報通信ハードウェア系の先端技術につながる科目を学びます。
情報通信基礎実験A~Cで身につけた技術をベースに簡易的な光通信回路と通信プログラムを設計・製作します。この実験を通して、通信技術において重要な変調・復調技術、パケットの概念、通信誤りの際に行われるパケット再送技術を中心に学びます。
情報通信ネットワークを始めとする様々なシステムをグラフでモデル化して分析する方法を学びます。経路探索、フロー探索、信頼性評価、ネットワーク分析の基礎を扱います。併せてPythonプログラミングによる問題演習も行います。
2年次は豊洲で専門知識を本格的に習得するための大切な時間です。そのため、3年進学のために必要な最小単位数を設けることで学生の学習動機を高める一方で、クラス担任が学生の学習達成度を見守り、適切に指導します。
情報通信ネットワーク系、情報通信ハードウェア系、ヒューマンインタフェース系、情報処理系の各専門分野の科目を選択して履修します。実験科目としては「情報通信応用実験」が配置されており、各専門分野における基本実験を行います。
Javaの基本プログラミング技術を身につけ、
「自動販売機」の機能をコンピュータ上で実現します。
また、GitLabを用いてソースコードのバージョン管理方法と
リモートリポジトリの使用方法についても学びます。
学生の興味を持った音を測定して、音響測定技術を
身につけます。 騒音レベルの評価方法や騒音レベルの
サンプル値のヒストグラムなど統計分析を学びます。
人工知能や深層学習の原理として注目を浴びているニューラル
ネットワークや,強化学習,遺伝的アルゴリズムといった
生体を模倣した情報処理技術について,生物学的な背景にも
触れながらその数学的基礎やデータへの応用方法を学びます。
専門科目を学び始めると自分が興味を持てる分野が見えてきます。前期が終わると希望する研究室に仮配属され、後期から新たな目標と意欲を持って学習にのぞみます。
4年次の卒業研究に備えて、仮配属の研究室で研究遂行に必要な基礎知識や回路製作・プログラミング等の実践的なスキルを習得します。
所属する研究室の教員の指導のもとで、各自が選んだ研究テーマを掘り下げ、「卒業研究」としてまとめます。
卒業研究を進めながらさらに知識を広めたい人には、選択科目として「生体情報工学」等の科目が用意されています。また、「卒業研究」を評価するため、卒業研究中間発表会および本発表会を行い、卒業論文を作成します。
研究室の風景